僕は中学生のころからイケメン扱いされて、正直、女の子からは結構モテました。でも、29歳の今も童貞なんです。別に女の子が嫌いとかではなく、恋愛対象は女の子です。だけど、中学生のころに告白してくる子は自分の趣味じゃなかったりして、ほかの子を好きだったりしたので、ミスマッチでうまいこと付き合えなかったんです。また、理想が高かったのか、それなりに可愛い子なのに、もっと可愛い子が好きとか思ってしまって、告白されてもスルーしたり断ったりしていました。それに自分が潔癖な部分もあって、少しでも不潔感がある子とかには苦手意識を強く持ってしまって、そういう面での理想も高かったんです。そんな自分なので、今も周りからはイケメンなんて言ってもらえるんですが、今でも童貞なんです。これまでも、どこかで決着をつけたいって思っていましたが、気づいたらこの年齢になってしまいました。そして、さすがに29歳になったこともあり、そろそろヤバいと自分でも思うようになって、早々に童貞は捨てるべきだという結論になったんです。
ただ、さらに面倒なんですが、この年齢になって自分が童貞であるなんて打ち明けた上で女性とそういう行為に及ぶなんていうのは嫌だったんでした。要は自分のプライドが邪魔したわけです。今さらそんなプライドなんて捨てるべきだっていうのはわかっていましたが、童貞を捨てようと思っても、そういう考え方になってしまったのです。そのため、相手には打ち明けないパターンでどうにか初体験を済ませようと思ったわけです。もちろん、相手の中には優しさに持ち溢れた女性もいるでしょうから、素直に話してもマイルドに受け入れてくれて、そのまま卒業させてくれるというパターンもあるかもしれないとは思ったのですが、やはり正直に言うのは怖くて黙っていることにしました。僕が相手探しに使ったのは出会い系サイトです。知り合いなどが相手になると、もしも運悪く僕が童貞であることを隠しきれなかった場合、そのほかの知り合いにも噂が広まってしまう可能性があると思って、それは避けたかったのです。
そのため、赤の他人に会えるサイトを使いました。そこですぐに相手を見つけることができました。自分で言うのもあれですが、顔で選んでもらえました。僕は長浜市に住んでいるんですが、彼女も地元の子でサイトで知り合った翌日には待ち合わせできました。彼女は24歳の美容師さんで、とても綺麗な女性でした。スタイルも良くて好みでした。だからなんとか彼女とゴールインしたいと思っていたのですが、会う目的はセックスではなく「とりあえず飲んだりしながら会いたいね」というレベルでしたから、会ったからといって急に口説いたりはできませんでした。そのため、まずは居酒屋に入ってまったりと飲みました。でも、ラッキーだったのは彼女も僕のことを気に入ってくれたことです。そのため、こちらから口説かなくても彼女は僕とそういう関係になることに前向きになってくれたんです。
だからこそ、そこからの展開はとても早かったです。お店を出て「どうしようか」という話になったとき、彼女のほうから「帰りたくない」と言ってきたんです。そのため、そこからホテルに行くという空気になって、自然とラブホテルに向かうことができました。そして、そこで初体験を済ませることができました。正直、緊張していましたが、酒に酔っていたこともあって、緊張を隠しながらセックスすることができました。ただ、段取りが悪くてジタバタしてしまったのも正直なところです。特に挿入までの行為は相手に身を任せていたので特に問題もなかったんですが、そのあとが問題でした。
挿入するという段階になって、そのときはさすがに彼女のほうも受け身になったのですが、そうなれば当然ながら僕のほうが自分で動かなければならない状態になったんです。そこでどうしていいのかわからなくなって、ちょっとだけ戸惑ってしまいましたが、最終的には彼女が手を添えてくれたりしたこともあって、なんとか取り繕いながらも無事に済ませることができました。しかも、1度するとそのあとは緊張とかもなくなって、性欲の赴くままにもう1度することができて、そのときは慣れもあって割りとスムーズでした。この彼女とは今も関係が続いていますので、このままうまくいけば、バレないままに恋人になってくれそうな状態です。
