大学入学と同時に東京へ移り住み4年。
もうじき大学は卒業だというのに俺は童貞から卒業できていない。
とにかく焦っていた。
普通は彼女を作り、デートを重ねるなどのステップを踏んでから初体験を迎えるのだろうけど、今の自分は焦りが先行していて、駆け引きなどせず、とにかく手っ取り早く童貞を捨てたかった。
風俗に行こうかとも考えたが、病気の心配もあるし、何より大学生の身分である俺にとって風俗は決して安い金ではない。
それで考え付いたのが出会い系サイト。
近場で気軽に会える相手を探した。
同じ世田谷区在住の人妻熟女を見つけメールしてみた。
相手は専業主婦で旦那は外資系企業勤務で今は海外赴任しており、小学生の娘と成城の自宅で2人暮らし。
小学校に上がってから全く育児に手がかからなくなり、自分の時間を持て余すようになり出会い系サイトを始めたそうだ。
どうやらお金にも時間にも余裕のある主婦みたいだ。
早速会う約束を決めた。
平日の昼間だったら家に来てもいいということだったので、平日の昼間に成城の住宅街で待ち合わせた。
初めて会う彼女はどこか自信に満ち溢れており、出会い系サイトを使って会うことに慣れていそうな女性だった。
早速彼女の家に行くと、2階建てのだだっ広い一軒家である。
子供は学校に行っているので家には誰もいない。
2人きり。
落ち着いてる彼女とは反対に俺は緊張がピークだった。
そりゃ今まで1度も経験なしでこれから童貞を捨てるとなると誰でも緊張するだろう。
彼女は恥ずかしい素振りも見せずに、大胆に自分から服を脱ぎ、俺の洋服も1枚1枚丁寧に脱がせていった。
慣れた手つきでことを進めていき、されるがままだった。
彼女はかなり経験豊富で童貞の男を相手するのもこれが初めてではないそう。
行為が終わった後もしばらく2人でくつろぎ、色んな事を語り合っていると、娘がもうすぐ帰ってくるからと言われその日はお別れした。
初体験の感想はどうしてもっと早く童貞を捨てなかったのだろうと思った。
もっと早く体験しておきたかった。
こうして出会い系サイトを利用して俺は童貞を捨てることができた。
晴れて大学卒業と同時に童貞からも卒業したのだ。
東京都世田谷区 大学生(23歳)